おやまーの日々

好きなもの、気になること、日々あれこれ

サイクリング

サイクリングのイベントを開きます、というSNSの案内をみて、

樹々の中、さわやかな風に吹かれるイメージが浮かび、行きたくなりました。

 

でも、私は自転車に乗れません。

たった一つの参加基準を満たしていないのです。

 

ああ、と、天を仰ぐところですが、ふと思いついて、調べてみました。

 

タンデムという、二人で漕ぐ自転車があり、視覚障害の人もサイクリングができるときいていました。

それらしき自転車を、今年軽井沢へ行ったときに、駅前の貸し自転車店で見かけました。

もしや観光地なら走れるのかも?

 

Google先生に訊ねて驚きました。

東京でも貸すところがあり、タンデムで公道を走れる。

公道で走行可能な県は広がりつつあり、千葉県でも走れる。

佐倉市では観光用に貸し出している。

 

運転する人がいれば、私も合法的にサイクリングができる!!

 

そんな時代になっていたのですね。

 

大人を対象にした、自転車乗り方教室に出かけたこともありましたが、

進むよりへたばる方が早く、これでは乗れても使い物になるか疑問で、リタイア。

 

そんな私にとって、自転車に合法的に乗れるなんて夢のような話。

一緒に乗ってくれる方を頼めばいいのですね!

 

気づかせてくれて、どうもありがとう!

 

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私は中学の頃まで通学時、親の自転車に乗せてもらっていました。

もう40年ほど前のこと。

当時、我が家に自動車はなく、免許を持つ家族もおらず、

心臓に障害のある私が学校へ行くためには、

家族の自転車に乗せてもらうしか考えられなかったのです。

警官に呼び止められ、事情を説明して放免されたこともあります。

 

私の障害のため、通学という当たり前の行動をするのに、たまたま家族というだけで、親が負担を受け入れなけれならないのはおかしいのではないか。

そう感じながら、他の人に頼むなどできずにいました。

 

今も、人に頼むのは正直怖い。

でももう新たな時代、

今年こそは、サイクリングに行ってきます。

14423日目の再会

今日は患者仲間と久しぶりのランチ。

大体数ヶ月ごとに会うのですが、それぞれの都合もあり、気がつけば半年以上、間が開きました。

 

親の世話だったり、自身の体調だったり。

これは、年を重ねた証拠でもありますね。

それでも集いの時間を持てるのは、とても貴重なこと。

いつものように笑いたっぷりのひととき、

みんなから、たくさんのパワーをもらいました。

 

私には別腹というものはないのですが、

つい、ケーキを頼んでおりました。

こういうのも久しぶり♪

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AfternoonTeaのシトラスショートケーキ

(ハーフサイズ)

さっぱりしていて、たちまちお腹に納まってしまいました☆

創作の源泉

先日出かけた、同じ会期の手工芸展二つ。

 

昨年までは、どちらにもこぎん刺しの展示がありましたが、

今年は違いました。

 

手工芸作品展では、クレイアートや絽ざし、手まり、七宝などが目に留まり、華やかな印象。

 

ビーズ織の大きなタペストリーが圧巻でした。

技術や色の選び方、ただただ圧倒されました。

 

手まりの一つは、球面にどうして景色を表現しようとしたのか?

でも、確かに伝わる色柄になっていて、脱帽。

 

絽刺しや七宝は、同じ素材を使いながら、表現も雰囲気も違うものが並んでいて、見入るばかり。

 

 

創作手工芸展では、こぎん作品がいつになく多く、

遊佐刺し子とともに、落ち着きを感じる空間を作りだしていました。

 

大きなタペストリーは、こうした展示の場所でとても映えます。

斬新な発想の色柄だったり、布の色と紛れる色糸で地を刺してあったり。

限られた模様の中から、どうしてこんな?と思うチョイス、

思いもよらないような素敵な作品が幾つもありました。

 

本が出版され、広まってきたのでしょうか、

あまり目にしないスウェーデン刺繍も3点。

1点は、箱に入ったたくさんのブローチ。

こうした出品方法もあるのですね。

これも、思いつかないものでした。

 

昭和初期の裁縫の教科書や、それを使った世代の方の作品もありました。

中でビーズのバッグを作った方は、一つのデザインにつき、三人の娘ともう一つの計4つ必ず作っていたのだとか。

愛の深さと確かな技術、それに応えるようにきれいな状態の品々…

作品や技術だけではない、大事なものを見せていただきました。

 

私は刺すことばかりで、その先を考えていなかったのですが、

おぼろ気ながら、形が見えてきた感じがします。

今回観ることができて、本当によかった。

エネルギーをたくさんいただきました。