おやまーの日々

好きなもの、気になること、日々あれこれ

14420日目の自由満喫

曇りな一日。

久々に電車でお出かけ。

手工芸展を目指して。

 

実は、今年は行かれないかも、と思っていました。

先月転んだ影響で、頭の中で出血、その症状が現れて病院行き。

病院は、疑わしくば検査で確認&大事にする場所です。

病棟に留め置かれ、自由のない一週間を過ごしました。

病院の日々も、楽しくはありましたが、そこは異文化。

集団生活でもあり、何かと思うようにはいきません。

 

 

早々に退院できて、無事に出かけることができて。

素敵な作品をたくさん見ることができて。

創作のヒントをいくつも戴いて。

好きに動けるのは、なんて素敵なことか。

しみじみと、幸せを味わいました。

 

樹々の緑や、サツキ展の花々に、パワーを貰いました。

 

紫陽花も色づいてきていましたよ。

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そらとぶこぎん 第3号

落ち着いた茜色のこぎん刺しに、工藤得子さんの系譜、とサブタイトルがひっそり記されています。

小冊子というより、しっかり厚みのある、手触りのあたたかい本。

こぎんの歴史を伝える年一回発行の雑誌です。

tugarukoubou.theshop.jp

 

私の大先生にあたる工藤得子さんの軌跡。

こぎんの衣類を見に出かけ、模様を収集し、組合わせの方法を割り出し、伝える。

教師という職業に就いていた幸運はあっても、パソコンもコピーもない、方眼紙もおそらく高価だろう時代を思うと、眼と手で資料をつくるのは、並大抵ではありません。

本を一冊出版したのは、長年気を入れて取り組んだからこそ可能だったと思うのです。

写真が気軽に撮れる今では考えられませんが、昭和はそんな時代でした。

 

私の先生の航跡を作品の写真とともに改めて触れると、エピソードが一本の糸になって見えます。

大先生からの大きな流れとつながり、こぎんという布の大きな模様のひとつとしてあるのかもしれない、そんなイメージがわいてきます。

豆っこほどでも、私も布の片隅にありたい…

 

写真の美しさにはため息。

グラデーションの色の変化、刺し糸の質感、こんなに伝えることができるのかと。

 

他にもたくさんのこぎんの刺し手さんの話や様々な話題満載。

小さな本に、こんなにと思うほど、こぎんのあれこれが詰まっていて、楽しかった。

 

こぎんに片想いしはじめた頃、情報を得られなかったのとは隔世の感があります。

 

この本を作り上げた方々には頭が下がります。

こぎん好きは、見ていたい、刺していたい人ですもの。

伝えてくださり、ありがとうございます。

14408日目の憂鬱

激しい雨でした。

今は静かになりました。

バラシーズンは、バラ園へ見に行くことが私の恒例行事。

先週はじめに、今週前半=今日か明日出かけようと思っていました。

でも本調子ではないので、さあ、行くぞという気分にはなれず。

この雨は、そんな気持ちを和らげてくれました。

ただ、雨に打たれ、花もだいぶくたびれたことでしょう。

バラのモチーフでも、香りでも、切り花でもダメなのです。

生えているバラの花でないと、ときめかなくて。

贅沢というか、気難しい性分、自分でも時々もて余します。

さて、今シーズン、どうしましょうか。