風がおさまり穏やかな陽春。
とはいえ気圧や気温の変動が大きく疲れます。
今はお散歩気分になれず、残念。
雨続きのあいまの晴れ、戸定邸へ出かけました。
この日を逃すと梅が散ってしまいそうで。
今年も見逃すことなく楽しみました。
坂の始まりの二本の梅は終わりでしたが、
奥の濃紅の木が見事。
紅梅といっても、よく見かけるのはピンク色。
でもその紅梅は赤味が強く、力強さを感じます。
道路側の二本は同じ時期に咲き、それより遅れて見頃になるよう。
青空に映え、みなに注目されていました。
戸定邸門前の脇の白梅はまだ花が残っていて、
この時期の華やかな景色を見せていました。
玄関前の河津桜は満開!
ひときわ華やいでいて、留まって見る人多数。
そして、建物内ではお雛様の展示。
手作りらしき小さな人形がたくさん。
竹の舟に乗せられて、坂川を下るかのように、
傍らにはミニサイズの灯籠が。
うららかな陽射しで素敵な風情でした。
何度も訪れている戸定邸、
端から端まで部屋を巡り、
座って陽や風の様子を感じて、
落ち着くなあとまったり。
奥にある梅の庭も見ごろで、
バラのようなつぼみの枝もみつけました。
勢いのない古木もありますが、
それぞれの花を咲かせて見事。
ついつい個々の木や花の様子を見ますが、
庭全体を眺め、彩りと奥行きの美しさに、
ゆとりがある時で、気付けてよかったと思いました。
梅の近くにもあるアセビの、鈴が連なるような花房、
門のそばには地味なヒイラギナンテンの黄色の花房、
芝生の広がる側にはカンヒザクラのつぼみが膨らみ、
ちらりと赤い花びらが見えるほどになっていました。
枝垂れ桜はまだ先ですが、静かな春も進んでいます。
見てくださいな。
次はいつ行こうかな?
*
時間があれば坂川の河津桜も観たかった。
この後、近くのギャラリー展へ。