おやまーの日々

好きなもの、気になること、日々あれこれ

布の循環

見事な猛暑っぷり。

夜もなかなかな暑さ。

アイスノンして休もう。

  

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縫い物完成、新旧交代です。

涼しげで大好きな藍白のコンビ。

新しいのは、白さが違う、手触りもさっぱり。

古いのも、裾のところから見える裏側は色がきれい。

まだまだいけそうな感じも…

いや、やっぱりやめましょう。


さて、浴衣は、古くなれば雑巾にして、

使いまわしていくものでした。

浴衣やサラシの布は裂きやすいので、加工しやすいんです。

Tシャツやニットだと、ハサミでジャキジャキ切る必要があるし、

切りクズがぽろぽろ落ちるので、準備しないとならない。

でも、古典的な浴衣やサラシは、

端にちょっと切れ目を入れれば、手で引っ張ると切れる。

糸くずが少し出るくらいで、始末がラク

布目に沿ってピーっとまっすぐ裂けていくさまは、

クセになりそうな快感があったりします。


ツナ缶やサバ缶の空き缶を拭うのに、

うちではボロ布を使います。

小さいサイズでほしい時、

ハサミで切って調整するのは面倒ですが、

裂くのなら苦にならないので、重宝します。

使い古しのハンカチを裂いてみたりもして。


そういう視点でみると、タオルは案外不便。

湿度が高い時は乾きにくいので、

手ぬぐいの方が日本の気候に合いそう。


昔は、今考えるよりも布を活かし、

苦もなく循環させていたんですね、きっと。