昨日、鉄分補給をしてきました。
そうして出かけるといつもの路線も不思議と気分が違うもの。
車窓を眺めていたら、小さな応援メッセージを発見しました。
理容室の窓に貼られた紙に
みんな頑張ろう、と。
このお店、以前はよく二階の窓にメッセージがあったのです。
模造紙に大きく、若者への励ましだったり、
さまざまな言葉がありました。
見ると勇気が湧いてくることが多く、
通るたびに楽しみにしていたものでした。
それを思い出して、ああ、と。
いつしかメッセージの出ることは減り、店も建て替えられ、
今は大きく掲げるような窓はなくなりましたが、
メッセージを書いていた方のお人柄は変わらないのだと。
前とは違うけれど、今できることをしているのだなあと。
うれしく、温かな気持ちになりました。
こんな方、こんな気持ちが世の中にはたくさんあって、
それで社会がうまくまわってきたのかも。
事業や大きなことを成したげた人、
ドラマや何かで取り上げられる人ばかりでなく、
快適な暮らしを支えているのは、
こういう方の、というより、
こんなかたちの力がたくさんあったからだと感じます。
やりきれない事件もありますが、
それよりも私は温かな気持ちを生み出す側でいたい。
時折思いだして誓わないとならない未熟な私だけど。
そんなふうに思った昨日のことでありました。
今日は火ともし時に散歩に出たら、
白かった半月がいつしか高く明るく輝いていました。