珍しく肉を食べたくて、買って来て野菜と炒めて食べたら、
肉の味わいがなくてびっくり。
うちで頼む生協では、こんなことはなくて。
しょうゆだけの味付けだからかな(超手抜き)。
焼肉のタレを使えば気にならないのかもしれません。
そうだとしたら、タレを使う前提の質なのかしら、
なんて、ちょっと考えてしまいます。
野菜は、病害虫に強く、箱詰めしやすい姿かたちに、
運んでも傷まないように、なんて改良されましたから、
肉が変えられてもおかしくはないのですが…
同じ豚もも肉でも、
親や祖父母の世代が味わったものとは違っているのかもしれません。
自分が高齢になった時には、
子どもの頃の味わいを再現できなくなっているということかも?
それは哀しい気がしますし、
私は塩や醤油など、シンプルな調味で味わえる方が好み。
シンプルというか、手抜きというか、
ジャガイモと卵を茹でて、剥いてつぶしてマヨネーズだけ、とか、
茹でじゃがには、ツナ缶だけとか、チーズを乗せて焼くだけとか、
(ツナやチーズの塩分だけで間に合う)
ジャガイモ好きだから、そんなメニューも当然のようにあります…
ポテチなら、プレーンかのりしお、うすしお。
売り場でいろいろな味付けで並ぶのを見ると、疑問を感じます。
本来の味わいを消して、期間限定とか、他の食品の風味だとか、
そんなところで競うなんて、ジャガイモへの冒涜ではないかと。
育った畑からはるばる運ばれて、
りんごなら可愛いと言われ、歌になるほど丁重な扱いなのに、
つぶされるならまだしも、味わいを、個性を奪われるなんて!
…ちょっと暴走しましたが、何か変だよ?という気持ちが拭えません。
食を大切にするって、いろいろな形があるかもしれませんが、
素材を大事に思うことを私は最優先しているんだなあと、
書いていて気づきました。
*
今季は収穫量が少なかったそうで、
注文のチャンスは一度きりだった紅玉。
また来年。楽しみに待ってます。