落ち着いた、趣きのある場所が好き。
昭和の趣きのある喫茶店が、ここ数年で何件も閉店しています。
明治〜昭和の古民家で、文化財になったものもありますが、
→清しい場所 - おやまーの日々、*戸定邸の梅見 - おやまーの日々
40〜80年ほどの店や街並みを残すのは難しいでしょう。
ただ古いと思われ、維持・再現できない技が尊ばれることはあまりありません。
商店街と名乗っていいのかというくらい店数が減った通りを見て
寂しさを感じながら何もできず、もやもやすることも多いです。
そんな商店街や建物などを紹介するブログを見つけました。
書き手の明里さんの情熱と視点、この景色が本当に好きなんだなぁ。
気がつけばなくなるものをきちんと記録することは、後世へ繋ぐ仕事でもありますね。
通ったことのある街に、こんな美しい時間があったかと思う景色や
留めておきたい風景がたくさん。
行ったことのない場所も、想像で補いながら訪れました。
ああ、前にあんな建物がありましたよと、
丁寧な仕事ぶりを感じた記憶を取り出すことができたなら、明里さんに伝えたい。
どんなに大事に思っていても、記憶だけではこんなにもおぼつかないものなのですね。
そう思い、いっそう記録の大切さを感じながら、更新を楽しみにする私です。
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今私が行きたいのは、千葉亥鼻郵便局。
風景印がほしくて訪れたとき、昭和のままの建物に驚きました。
局内に入ると、子どもの頃の郵便局の風景が蘇るかのようでした。
この郵便局、ATMもなかった気がします…。