予報より陽が射し、日傘日和。
風は心地よさと傘を飛ばす力を発揮し、なかなかに悩ましく。
行き着いた先は佐倉。
京成線の車内ポスターなどで見た展覧会の絵が気になり、見たくなったのです。
私の知らない作者。
作品に触れる機会はなかったけれど、細部に目を凝らすと深いものを感じて。
たくさんの原画を見て感じたのは、
どこか既視感があるようでいて独特な印象。
細やかに描かれた中の物語りのような広がり。
穏やかに感じる中に時折混じる邪悪のようなもの。
静かなのに、どこか心が揺さぶられたような痕跡がありました。
ある画の中にガッチャマンがいる…?
と思い。
後で何を描いたか知り、ガッチャマンのわけないよね(^_^;)と。
Junaidaさんを知らなさすぎ。
2階と3階、二つの展示室にJunaidaさんの独特の世界がいっぱい。
ある絵本の原画の展示は、ことばと画の距離が絶妙でした。
後で手にした絵本より、ずっといい、絵本を買うよりあれをほしい…。
(いや、家に置いておけないけど)
今月24日まで。
暑さに負けず、間にあってよかった。
佐倉市立美術館の入口は元銀行の建物。
外からドアを押した先の空間は、古きよき時代を感じます。
その奥の自動ドアが美術館としての入口、この間合いが日常と非日常をゆるやかに隔てるような心地よさ。
Junaida展は巡回しているそうですが、この場所で観ることができたのも何かの縁。
本を一冊買おうと思いながら、Junaida特集の雑誌MOEを手にしていて。
知らなかった世界を少し広げたくなりました。