梅雨の中休みが続きました。
晴れても元気なガクアジサイ
陽射しのない方が綺麗で好き
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だいぶ日にちが経ちましたが、
毎年恒例の手工芸展へ行ってきました。
(5月の最終週)
上野駅公園口の改札を出て驚きました。
外国へ来たように感じて。
コロナ禍の最中に移動した公園口、
花の飾り付けのせいかとも思いましたが、人の気配が華やか。
人の数が増え、開放的な様子から、そんなふうに感じたようです。
会期がほぼ重なる創作手工芸展と、手工芸作品展。
創作手工芸展では、こぎん作品が多くありました。
洋風な雰囲気で愛らしいもの、思いがけない色合いのもの、
模様の一つ一つをきっちり半分に色分けした細やかな作品、
大胆な色使い、まとまりのある色使い、
模様を使い分けて表現した作品…、様々な中、
描かれた土偶が目を惹き、よく見れば土器もある作品は
三内丸山遺跡に因んだものでしょう、青森愛に拍手。
今回の作品中で欲しいものを一点選ぶとしたらこれ。
ラメ糸が光射すように感じられる作品にも心奪われ、
展示に使うものを選ぶならならこれ。
……すみません、
すてきすぎて自分のもののように妄想してしまいました。
菱ざしの作品も一点あり、
模様の切替が不規則でもまとまっていて、すてきでした。
こちらの展示では毎回、
あまりみることのない手工芸なども紹介されていて、
佐賀織というものを初めて見ました。
佐賀錦の組みひもは伝統工芸ですが、織物もあるのですね。
小さなバッグ、すてきでした。
手工芸作品展では、こぎんは小品が一作。
菱ざしと思われる小品も。
こちらで目を奪われたのは、
絽ざしの多彩さ、手まりの美しさ。
受賞作品のパッチワークの布の取り方にも見入り、
白木の仏様の穏やかな雰囲気に気持ちが落ち着き。
七宝焼に印刷物をコラージュしたような柄があって、
色や質感も、よくある七宝焼とは違っていて不思議。
こんなこともできるのかとイメージが変わりました。
昨年よりも作品からエネルギーが溢れているように感じ、
私もエネルギーが受け取れなくなって、
いつになくさっと見ただけで会場を後にしました。
ワークショップが復活していたのはうれしかった。
東京都美術館に来る度、これを撮りたくなります。
球体以前(旧態依然)の私、かも?