晴れるも気温は低い。
10月初旬の気がせず、なんだか妙な気分。
最近、いけばなが気になっていて、調べたりしています。
流派の違い、フラワーアレンジメントとの違い、など。
フラワーアレンジは、文字通り花が主役で、華やかに飾りつけるもの、
いけばなは、自然や形式を意識して表現するもの、
私にはそのような違いと感じられて、
和洋の文化の違いがでているなあと思いました。
先日は、いくつもの流派が参加する市のいけばな展を観て、
流派によるざっくりした違いを実感しました。
「見て見て」と花が言っているような作品、
個々の花より造形を作り出すことに重きをおく作品、
草木が生えているような作品、
針葉樹で型を忠実に表現する作品
様々な草木を使い伸びやかな作品、
しゅっとした美しさがある作品。
順に、小原流、草月流、嵯峨御流、
桂古流、古流、池坊が、そんなふうに感じられました。
同じ流派でもいけ方の基本は複数あるかもしれないので、
このときの印象でしかありませんが、興味深いものでした。
明治時代、洋風文化の広がりで、
部屋のつくりや生活が変化していき、それに応じて、
いけばなも変わっていったそうです。
小原や草月は、変化に対応したかたちでしょう。
型に忠実ないけ方は、たぶん古き時代を受け継ぐもの。
いろいろな考え方が、違いがあるものだなあと。
個々の方の発想や表現も、もちろんあったでしょうが、
まだ見る目がないので、そこまではわからず…。
一番気になった作品
上に挙げた流派ではありませんが
(龍生派と記憶しています、違ったらごめんなさい)、
ストレリチア(極楽鳥花)たちが話ししているようで、
印象に残りました。
私ったら頭でいけばなを捉えているなぁ。
いけばなは活けるものなのに。実践なのに。
うっかり見るだけで満足しそう…