熱帯夜と猛暑と。
陽射しの強烈なこと。
小さなうちわが郵便受けに届いていました。
お化けに猫、可愛らしい絵柄にほっこり。
暑中見舞いを見つけたときも嬉しいもの。
それがお手製で素敵な色使いだった時には、
彼女には敵わないな、見習いたいなあと思いました。
送ったものがそのまま届くって、素敵です。
メールやSNSでは、文字の大きさや配置が使う機械によって違います。
写真も、大きな画面か小さいかで、印象はずいぶん違います。
送り手の思う通りに見えていないかもしれません。
実物が届けば、同じものを見て感じることが出来ます。
きっと共有の深さも違うはず。
やりとりに手間がかかるのは難点だけど。
郵便を送るにも、感染状況をみて考え込むことがありますが、
想いを込めたお便りを出して、郵便へのエールを送りたいという思いもあります。
自粛期間の散歩中、
自分一人しか存在しないかのように感じるひっそりした町で、
家々の前に寄っては配達する郵便屋さんの姿に、ホッとました。
先日は、郵便配達の方が手にする手紙の束がビニールに覆われていて、
その中を一つ一つ確認している様子を見かけ、
こんなに大切に扱われているんだなあと、胸が熱くなりました。
郵便が届くと、そんなことが思い浮かぶこの頃。
だからお便りが届くと、なおさら嬉しいのです。
手から手へ、ありがとう。
ー
和のあかり展(2018)にて