21世紀アートボーダレス展では、絽ざしの作品も数多くありました。
バッグや草履
アップリケのように貼られた着物や屏風
小箪笥や小箱
額
艶やかで多彩な絹糸の美しさ
滑らかな表面は、確かな手技
細やかに描かれた絵の美しさ
色の細かな切り替えは、画力
これには敵わないと思いながら、
この美しさに近づきたい、とも。
習ったことがあるだけに、そう思うのです。
でも、自分や身近な人が使う機会のないものを、そうは手掛けられなくて。
かつては実用の面もあり、刺し続けられたのでしょうが、暮らし方も変わりました。
私の中でも、優先順位が落ちました。
好きだからこそ悩ましいのだけれど、
まだまだ刺し手がいて、美しいものが作られていることに、力付けられます。
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美しい布貼りの様々な箱、カルトナージュ
どうやって造形するのかという作品もたくさん、ガラス工芸
絹糸の気品と模様の美しさ、絽ざし
色合い美しく温かな木綿、こぎん刺し
卵の殻が大変身、エッグアート
贈り物包みに飾と実用、水引
木目込人形やバスケット、他
たくさんの素敵なものを観ることができました。