昨日は日展へ出かけ、こぎん作品を堪能しました。
こぎんの展示は5作品。
―以下、これから出かける方には少しネタバレになります―
曲線とぼかしの色合いが印象的な作品
菱形を色使いで大きく強調した作品
単色で模様を美しく現した作品
光が煌めくような印象の作品
夜の窓辺の景色を描いた作品
広い空間に映える作品がみられることがうれしく、
大きな一枚の布に糸を横に通しているだけで、
こんなに変化するものか、こんな表現もあるのかと、
改めてこぎんの魅力を見せられた気がしました。
何点も入選しているということは、それだけ層が厚いということでしょう。
実用品の小物とはまた違う力強さ、実力を感じて、ワクワクしました。
膨大な展示数をかなり流して観て、工芸と同じフロアの日本画のみでしたが、今年はコロナ明けの勢いとそれまでの深みが現れていたように感じました。
工芸の様々な質や方向に向かうエネルギーに共鳴した後に、日本画の枠と色味をみてクールダウンしたようで、いい感じにパワーをいただきました。
その後各地へ巡回します。
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隣の展示室ではイヴ・サンローラン展、人がたく
さん…
この3年ほどの静けさが去り、ロビーにテーブルと椅子が出ていて、おしゃべりする人などで溢れています。
まだ密は避けたい気分ですが、吹き抜けのガラス張りのスペース、晩秋の陽射しの下の光景は作品のようで素敵でした。