おやまーの日々

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くるりのこと

先月出かけた久留里線旅にて

 

久留里駅周辺には、井戸がいくつかあり、

名水百選に選ばれているとか。

ちょうど持参の水筒が空になったので、

久留里駅前(写真の場所)で汲み、美味しく戴きました。

 

  

久留里線といえば、路線別にみたときの赤字額が多く、

鉄道会社と地元の話し合いが始められたところ。

乗る人も少なく、廃止も仕方ないという意見もあります。

鉄道好きの私は、廃線は悲しいので、とにかく乗りに行ったのです。

 

ワンマン運転のこぢんまりとした車両の久留里線

木更津までの長い編成が当たり前の路線からすると別世界。

なんて時間がゆったり流れているのだろうと思います。

車掌がいない分、運転士さんの負担が大きいとも感じました。

廃止は惜しい、と思いつつ、考え込んでしまいます。

沿線の駅からは千葉(県の中心部)や東京へのバス便があるようで、

鉄道に頼らなくてもいいのかもしれません。

ただ…

鉄道の運転はチームプレーですね。

保線、車両の整備、駅の整備、運転士に車掌。

鉄道会社がチームで安全を担い、風雨の安全基準もある。

同じ運転士でも、バスならば、共用の道路、運転技術がまちまちな車の中を走る個人プレー。 

働くとしたら、どちらがいいですか?

災害時にはどちらが安全でしょうか?

運転士がいなくて縮小するバス路線もありますから、

今後はバス転換=廃止と同じことになるでしょう。

コスパでいえば廃止が合理的かもしれません。

でも利用者や働き手の視点、安全は無視していいのでしょうか?

地元と鉄道会社の話し合いが、地域と人にとって実のあるものになりますように。

 

* 

   

終着の上総亀山行きは本数が少なく、そこまで行くのは厳しくて、

久留里駅までの往復でしたが、田園風景に心穏やかになりました。

ただ、ワンマン運転の乗り降りのしかたの掲示やアナウンスには旅情を削がれましたが…

 

久留里駅周辺は、街道に昔ながらの店があり、

丸ポストのある郵便局には風景印もあります。

久留里城は、鉄道からは離れていて山になっているようです。

観光地未満ですが、風情を感じる町でした。

水が美味しいので、日本酒がいろいろあったようで。

呑めない私には水がいちばん。

…こういうとき、ちょっと損した気分だな~

美味しい水が活きる飲物食べ物、いろいろあるはずなのに。