ある日。各駅停車の旅を敢行。
行き先は吉祥寺。
津田沼から黄色い電車に乗り、
西船橋で一旦下車。
エキナカの様子は、2年前と比べ変わりました。
上のフロアの落ち着いた喫茶店、西船珈琲研究所が閉店し、
別の喫茶店になっています。
見たところ明るく、雰囲気が変わりました。
書店は元のままですが、他も変わっていました。
改札階のエスカレーター前の喫茶系の店が、
千葉県産品の販売になりました。
スイーツ売り場もあるせいか、
以前は甘い匂いが嫌になるほど立ち込めていたものですが、
空腹を穏やかに刺激する程度に和らぎました。
週替わり?の出店は変わらずあり、
たくさんの品を目にすると、
このフロアの食品は、すべて誰かのお腹に入っていくのかと、
怖いような、やりきれないような思いが湧きます。
ふたたび黄色い電車に乗ります。
川の水面の輝き、変化していく街並み。
周囲が見渡せる静かな駅、ビルに視界を遮られる賑やかな駅。
大勢の人がホームを行き交う秋葉原、
向かいの電車に人が流れる御茶ノ水。
忙しいアナウンスが聞こえる新宿。
山手線の西側にきて雰囲気が変わり、
乗っていた電車の終点、中野に到着。
東京の複雑さを感じつつ、後から来る三鷹行きに乗り換えです。
落ち着いた街並みが続き、終点の一つ手前が吉祥寺。
吉祥寺の街を少し歩いたら、祭のしつらえ。
小さなお神輿も目にしました。
まだ控えめに、でしょうが、嬉しいですね。
吉祥寺駅は、終着駅でもあります。
井の頭線の改札を入ると、線路の終わり/始まりがあり、
色違いの二台が停まっていました。
穏やかな色合い、柔らかな顔立ち。
各駅停車の方に乗り込むと、
美しいシートが目に留まりました。
実物は紫みの色
部屋で使ってみたくなる柄
混み合う急行が出ていき、程なくしてこちらも発車。
街中をのんびりと、急行に追い抜かれつつ進みます。
各停の方は空いていて、シートのすてきな柄を堪能。
陽が暮れて見えない車窓の代わりに目の保養でした。
下北沢で降り、小田急線へ。
ちょうど取手行きが来たので、そのまま松戸へ直行。
千代田線、常磐線経由で松戸に到着。
新京成線の乗客となり、
この日の小さな旅は終わりを迎えたのでした。