風強く、雨も降り出し、嵐の中なり。
立夏でも春嵐?
不順な時は、言葉もはまらない。
俳句を詠む人は困っているかも。
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“コロナ禍”という言葉は、渦に巻き込まれたイメージがわきます。
(我が感覚は、見た目重視だったか…)
そもそも、“禍”とは何かと調べると「わざわい」。
“災”も「わざわい」ですが、意味合いが違うそうです。
“災”は、自然災害系の人間ではどうしようもないもの、
“禍”は、人間の行動で変化するもの。
口は禍いのもと(=舌禍)と言いますし、戦災も戦禍ですが、
震災、水害には禍のつく言葉は思い浮かびません。
禍は常用漢字ではなく、災の字に書き換えられることがあり、
違いがわかりにくくなったのですね。
巻き込まれたのではなく、変えられるものなのだと、
意識を呼び起こす、深い言葉だったのですね。
今さら気づきました。
でも、コロナ禍だと、例えば太平洋戦禍といっているようで。
感染禍じゃないのかしら、害の少ないのコロナウイルスもいるのに、
と言いたくなりました。たはは。
昨年5月5日撮影