スズランの咲く風景印。
市花かと思いましたが、違いました。
調べると深かった…
◇針郵便局(奈良県)
・観音寺十三重石塔は、創建当初のままに存在し、南北朝時代の石大工「伊行長」の作。旧村の指定文化財である。
・スズラン(日本スズラン)の自然分布の南限地として天然記念物に指定されている。
・国道25号は針町の生活道で日本では珍しい自動車専用道路としての一般国道である。
(説明文は日本郵便のサイトより)
庭や花屋で見るのは、見栄えよく丈夫なドイツスズラン。
日本スズランは、北海道、東北、冷涼な山地で自生し、栽培は難しいとか。
別名、君影草。この名の方が、日本原産のスズランのイメージに近いのかも。
そして、南限とされる場所が熊本県にもあり、発見は1970年。
奈良の天然記念物指定は、戦前の1930年。
どちらも貴重な自生地ですが、奈良のスズランは多くの人の目に触れたのでしょう。
風景印が描くのは、人間が認知した景色・世界なんだなあと、改めて感じます。