今日のダーリンを読んで
ガーンとなった。
しかも、岩田さんの問題解決は「直す=戻す」という後ろ向きの方法に向かおうとするのでなく、新しい地平を切り拓くような方向に進むことがとても多かったと思います。問題解決をする岩田さんの頭のなかにいつもあったのは、同僚である宮本茂さんの「アイディアとは、いちどに複数の問題を解決するもの」という定義だったと思います。一匹の迷える子羊を救うことができても、残りの九十九匹に危険が及ぶような解決だったとしたら、それはアイディアとは呼べないということです。一匹を救うことが、九十九匹を元気づけるようなこと。よくばりに見えますが、それをいつも考えていました。
困りごとは、直す/元に戻すという発想でなく、アイデアで解決することができる。
となると、困りごとは創造のタネ!
ないことにしがちだけど、活かせ!
…と書くと、何だか元気出てきます。心が軽くなります。
気持ちにゆとりができてくるような。
それにしても、百匹の中の迷える一匹を救うことで、全体を元気づけるという発想、私は持っていませんでした。
発想はあっても、追求したかどうか…。
他人への信頼や、きっとできるという信念があるからこそ、発想が生まれ、追求できるのだと感じます。
このような発想を持てる豊かさが、変化の激しい今の時代に必要な気がします。
心に留めていきます。