晴れ。
穏やかな年明け。
年末に鏡餅用のお葉つきみかんを初めて買いました。
お飾りにした残りを食べようと、小さなみかんを剥いてみると。
皮離れがよく、けれど房同士は少し分けにくく。
口にすると、種がたくさん。
食べられるところは、僅か。
そうか、これが昔のみかんなんだね。
大きくて甘くて、汁がたっぷりのみかんしか知らなかったけれど。
こういうものしかなければ、食べ物をよく噛んで味わうし、ダイエットなんて無縁。
食べ物をありがたいと思う気持ちも自然と湧いてきます。
小さなみかんが守られていることも嬉しくなってきます。
変わらないからこそ感じられること。
今の常識で異なる時代や文化をみれば、解釈を誤るでしょう。
だから、しきたりに従いながら、感じたことをみていく。
お正月は、それにふさわしい時期ですね。