パソコンを使うことが億劫になって久しい。
億劫が高じて、動かなくなったパソコンをそのままに、ガラホでネット運用している始末。
書き物や調べものが楽になり、人との関わり方が変わり、パソコンはなくてはならないものとは思う。けれど目を刺激する色や動画や広告、迷惑メール、頻繁に必要な更新など、疲れる事柄も増えた。
Windows98からしばらくは、パソコンが何をしているかイメージができた。でも今は、入力はともかく、使う人がわからないところで仕事されていることが多く、メッセージが出る度に黙らっしゃいと言いたくなる。
スマホも同じで、セキュリティが厳しければ何やかやとお伺いが来るし、かといって甘くすれば、思わぬところを触れてあらぬことになる。
煩わしさが便利さを上回っても、昔の状態には戻れないのが困るところ。
それから、パソコンは毎日使うことを前提としたシステムというのも困ったこと。
常時接続が前提のソフト。たまに繋ぐと更新に恐ろしく時間がかかり、下手すると用が足りない。
突然長期入院した人など、どうしているのだろう。
パソコンがなかったころは、家族が連絡を取り次ぐこともできたし、届いた郵便の差出人に事情を伝えることもできた。
それができなくなった今を便利といえるのか。
元気で過ごすことが当然と思われている世の中。けれど必ずある、ある種のイレギュラーを組み込んだシステムにしてもらわないと困る。新しいことばかり、前ばかり、見ていないで。
これはどこに伝えればいいのだろう。