秋の夜長、編みものが心地よい。
敷物を作ろうと、古典的な編み方で四角くぐるぐると。
長編み3、くさり1。単純なリズムがよい。簡単に様になる。昔からの知恵なんだな。
編んでいると、昔の女性たちとどこかつながっているような感じ。変わらない日々の営みを、ともに築いているような、そんな気がしてくる。
何にしようと買ったのか、しまってあった、がさごその手触りのウールの安物の糸。色合いも相まって、すごく地味なものになりそうな。
次はしなやかな糸で華やかな編みかたで、と早くも次を思ったり。
静かで豊かなひととき。