冷やっと流れる風と、ぽかぽかのお日様と。
用が終わった日暮れ時、久しぶりにお気に入りのカフェへ。
イチオシは抹茶あんみつ。デパ地下の有名店のあんみつよりずっと美味しい。
けれど今日は温かいものがほしくて、抹茶オレを。
トレーで運ばれてきたのは、抹茶碗に小さな木の匙、砥部焼きの砂糖入れ。
わぁ、と心の中で歓声があがる。
大きな碗からの温もりを掌で感じながら口に運ぶ。砂糖なしでもいい、柔らかな味わい。中に軽く感じる緑の爽やかさ。
最後に少しだけ砂糖を加え、甘味も楽しんで。
メニューだけではわからない、素敵なしつらえを存分に味わい、ますますお店のファンなっていた。