おやまーの日々

好きなもの、気になること、日々あれこれ

工房からの風 2022

一昨日の工房からの風。通常開催は3年ぶり。

今回は駅からシャトルバスで行き、停車後会場まで迷いましたが、

無事に見て手にして楽しみました。

うららかな陽射し、

花壇ではシュウメイギクが盛り。

ホトトギスなど秋の花々に、

小輪ヒマワリなど名残の花も。

 

以下、テント巡りにて

 

焼きものの平皿を手に取ったら、軽くてびっくり。

火山灰を使っているとのこと。

少しざらつくような表面、使い方を選びそうですが、

土の質によって、陶器はこんなにも違うのかと実感。

 

見た目やわらかな質感の透かし模様と色の陶器。

花のように思える模様の透かしのカップ

花びらが重なるような印象の彫模様の花器や蓋もの。

別シリーズらしい、形の優美な皿はすっとした佇まい。

 

無地の白磁ばかりが並ぶ棚。

その白さには温かみを感じながら、少々気後れ。

けれど手に取ると、よくなじむ大きさに重さ。

お茶の色が映えそう、器には何を盛ったらいい?

小皿や一輪挿しも、センスが試されそう。

 

マンボウや魚介のピンブローチ、

カモメのハットピン…、銀色で。

日常に馴染みそうな魅惑的な品々。

 

草花模様や色々のストールが、

緑の中ではためいていて、いい景色

服たちも気持ちよさそう。

 

繊細な柄を描いた木皿、細やかな小さな織物。

軽やかで明るい印象があふれ、

細やかな手仕事なのは共通していても、

こぎん刺しとは対極のようす。

と、思わず比較しつつも、魅入られました。

 

椅子があり、試していいとのこと。

けれど疲れていて、座ると根っこが生えそうで遠慮。

今回最大の心残り。

永年使えそうな素敵な椅子でした。

 

唐草を思わせる金彩の皿は異国を感じる柄。

陽の下で輝いて、魅力的。

さて、何を載せたらいいのでしょう。

 

小さな金魚鉢に金魚が施されていて、

そこに金魚を飼ったら不思議な光景になりそう。

金魚柄の一輪挿し、

夜空か宇宙みたいなペーパーウェイトやペン立て、

陽射しに美しく輝き、見惚れました。

 

実用的な漆器類。

丸い入れ子の弁当箱は、小物入れにしてもよさそうな。

よく見かけるようなお盆は大小いろいろ、

小は花瓶敷きや、おひとりさまのお茶によさそうな。

シンプルなお椀も大きさ違い。

当たり前のことを続けていくお仕事に頭が下がります。

 

身につけてみたい、使ってみたい、あんなものやこんなもの。

その場面を想像する楽しみ。

その場面は、私の元では無さそうなので手放したけれど、

気になったあの品々がどこかで活躍してくれたら嬉しいな。

 

大切な品を見せてくださり、

気を配りつつ開催してくださり、ありがとうございました。

工房からの風・craft in action | 千葉県市川市にあるニッケコルトンプラザで開催する野外展覧会です。