雨がちの日。
こんな日には針仕事、ではありますが、
ここ数日はこれにハマっています。
ビーズ刺繍
以前、半日の講座を受け、後は自宅で仕上げてね、となって、
途中まで刺したのですが、思うようにいかず挫折。
ずっと押入れに放置していたのです。
それが、なぜだかふとやる気になりました。
上手くいかなくて、ツッコミどころ満載だけど、
途中のままにしたら、ただのゴミになってしまう…
でもかたちになれば、ビーズも活きるのではないか、
そんな気になって。
布を貼った枠を机上に固定して刺すことを教わり、
それは合理的ではありましたが、
固定せずに刺した方が楽なところもあり、
試しつつ、楽な姿勢を追求したら、
俄然たのしくなり、そのまま走っています。
講座を受けたのは、三年はど前。
ようやくゴールが見えました。
布目に糸をスイスイと刺してゆくこぎんざしとは違い、
ビーズを一つずつ拾っては刺す場所の多いビーズ刺し。
これだけの材料と手間ひまを要するものは、
日常の品にはならないでしょう。
まして、きれいなものが簡単に手に入る時代では。
きれいな刺しゅうというだけなら、
図案を読み込ませたミシン刺しゅうができる時代。
そのうちもっと賢い機械ができたなら…
人間の仕事は伝統工芸を守ること、になりそうな気がしてきました。
それは何かおかしい。
ではどうしたらいいのだろうかと考えてしまいます。