おやまーの日々

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障害ベンチ

先日行ったはじめての病院で、

待合室の様子にホッとしました。

間隔を開けて座るよう注意書きはありますが、

席上に、バッテンもぬいぐるみもなく、

当たり前の様子で椅子が並んでいました。

外にあったベンチも、座面が平らでした。

 

よく見かけるベンチは、たいていこんな。

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排除ベンチと呼ばれることも

 

外出時に脳貧血を起こして休むことの多かった若い頃に、

街中こんなベンチだったら、

引きこもっていたのではないかと思います。

具合悪くなっても休めばよくなるから、休めばいいんだよね、

そう思いながら出かけ、途中で休んで帰宅することもあった、

その日々が今の私の力になっていると感じます。

だから、駅ホームなど座れる場所自体が減って気がかりだし、

横になれないベンチがあると、かなしい。

f:id:Oyamada23:20210717193654j:plainこんなベンチは、機能障害のある障害ベンチ。

障害(仕切り)がなければ座れるはずが、

荷物をたくさん持つ人がいたら、他の人は座れなくなりそう。

ベンチに想いがあったなら、多くの人の役に立ちたいんだけど、と

嘆くのではないかしら?

ベンチを置いた人も。

 

座面の板が外れて座れない障害ベンチもありますが、

老齢やケガによる障害と違い、

こちらの障害は人間がつけたのですから、外すことができます。

人の気持ち次第で障害をなくせるのです。

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もしや持ち運び用の取手?

 

病院は休めるようになっていたんですね。

街や人の集う場所でも安心して休めるよう、

ベンチの障害がなくなりますように。