冬晴れ。
手工芸を観に新国立美術館へ。
絽刺しの作品が楽しみな展示と伝統工芸展と。
広々した空間の美術館。
ロビーのインスタレーションと陽射しが美しく。
写真にしたら思いがけないかたちに。
*21世紀アートボーダレス展 煌星
様々な分野の作品があり、入った途端に熱に圧倒される感じ。
彩り多彩な絵画や写真と糸かけの作品が目を惹きます。
グラスリッツェン、カルトナージュボックス、
洋風の美しいものが目につく中、一番奥に絽刺しコーナーが。
和風の色味の中で、洋風な色と絵の作品が目につきます。
パーティーバッグもすてきでした。
箪笥や和小物もいいけれど、
映える部屋が見つからないとか、着物を着る機会が少ないとか、
いいものなのに活用できる場が少ないのは残念。
糸かけアートにも惹かれました。
実物でないとわからない繊細さ、立体感や微妙な色合い。
単純な技法でこんな千差万別の作品ができるなんて!
…見事でした。
*第47回全国伝統的工芸品公募展
クールダウンになるような展示。
組子や竹細工に特に惹かれ、
和紙糸を編んだ襟巻きを編んでみたくなり、
会津本郷焼の色味をいつか手にしたいと思い…
どちらの展示も空間の大らかさと作品の数々に刺激を受けました。
日展に行きそびれたのを挽回できたようでうれしく、
視野が広がる感じで満たされて。
一服したくなり、カフェで頼んだものを手に外のテーブルへ。
ドアが重たくて出られないかと思いましたが
(こぼしたら飛散、じゃなくて悲惨)、無事に席へ。
思いのほか寒さは感じず、まったりできたのも嬉しく、
去るときにはロビーはこんな色に。
夕暮れを満喫。