曇りから晴れへ。じわりと暑い。
朝、ミンミンゼミを聞く。初音のうれしさ。
いや、でも例年は他のセミが先に鳴くはず。
皆、調子が狂っているのか…
ともかく、これから賑やかになりそうです。
毎年届く、ねんきん定期便。
ていねいに見たところで、変わりはないのだけど。
月3万円にもならない… (65歳から受け取れる金額)
同年代の国民年金(学生や自営業)の人は、同じような額と思われる
今年は、777,800円だから、半分以下になります。(ため息)
777,800円は、国民年金加入時に障害になったとき、
障害年金2級で受け取れる金額でもあります
(厚生年金などは違ってきます)。
働けないと認められた人に、月64,816円、
これでは暮らしていけない、どうなの?と思うでしょうが。
この年金制度がいけないのではなく、
少子高齢化が予測されるのに、整えることを怠ってきたから、
働く人の割合が増えても厚生年金の対象外の短時間労働だったり、
医療の進歩で高齢者や障害者が増えたり、社会の変化があったのに、
それに応じて整備することを怠ったから、
こうなったように思うのです。
障害を負い、働くことが難しい人への保障でもある年金制度。
厚生や他の年金と、国民年金では、金額だけでない、大きな差があります。
厚生年金は障害3級があって、国民年金にはありません。
病気や障害のため、ある程度働くことに支障がある状態になったら、
厚生年金加入のときなら、障害年金を受けられますが、
国民年金のときは受けられません。(納める方の減免はありますが)
なので、働き始める前の学生時代や子どものころからの病気や障害では、
外へ一人で出にくい状態になって、やっと2級が受けられる(*)。
納付金でも若者にとっては厳しい制度、
障害のある若者、子どもの頃から障害のある者にとっても厳しい制度。
*ここを書くために確認したら、以前と比べ文言が厳しい気がします。
基準を変えられては、制度への不信感が増すのですが…
支え合いとして集金しながら、使い方を間違っているように思えます。
働くことが難しい人への所得保障、年金制度です。
上手なお金の使い方、的確な支援のできる制度に整える知恵があれば、
それを形にできる人たちが担当すれば、いいのですよね。
足りないところに文句をつけるのは簡単だけど。
どんな社会を望んでいるんだろう、私は。 …あなたは?