日展を観てきました。
こぎん刺しに絞り、工芸の部屋だけを歩いていきましたが、
力のある作品ばかりで、自然と目が留まるものも。
昨年も観たような作品は、作風なのか、テーマを追求しているのか。
華やかなもの、不思議なかたち、つややかなもの、ザワッとするもの…
そんな中、まず見つけたのは、私の先生の作品。
今回は少し小さめの作品、画廊で見るにふさわしい大きさでした。
特選に選ばれた貴田さんの作品は、文句なく素晴らしいものでした。
例年のように岩木山も鳥も描かれて、
その上に技やこぎんの魅力や情熱を目一杯載せたように感じました。
遠くから観てもよく映える、力のある作品。
大きなホテルのロビーや、駅など広い公共のスペースに飾りたい。
そう、そんなふうに活躍するこぎん作品が、もっとあってもいい。
そんな場所が増えて、見に行くツアーができるくらいになったら…
いいな、夢だな、その時が楽しみ…(妄想)
他の展示でよく見かけた方は、変わらぬ作風。
大作を仕上げる力に圧倒されます。
昨年初入選の方の、さわやかな印象の作品に、
ふわっと明るい気持ちになりました。
先生の作品の重量感とは対照的、素敵でした。
(勘違いしていたため修正しました.11/8)
貴田さんの作品の絵はがきがあり、お買い上げ。
インパクトのある色柄で絵はがきもきれいです。
図録の写真で他の作品を見ると、よさは失せていて、
やはり見ておけ こぎん刺し、と思いました。
今回も変わらず展覧会があり、行くことができ、幸せなひととき。
いつも全部観て回るのを欲張らずに、腹八分のよう。
幸せな満足感。