この夏は冷や麦にハマっています。
見ることが少ない気がする冷や麦。
我が家の乾麺の買い置きは、そうめんと蕎麦でした。
(うどんは暑い時は茹でないので置いておきます)
生協のカタログで冷麦が目に留まり、
そういえば子どもの頃好きだったな、
長らく食べてないな、と、夏の初めに頼んだのです。
ざるで食べてみて、驚きました。
太めのそうめんではないか、
そうめんとうどんの中間ではないか、
そう思っていたのですが…
するっと感がとても心地よかったのです。
繊細なそうめんと違い、サイドの食べ物を選ばず安定感もあります。
見直しました。
それまでの私と同様、子どもの頃、母が作るのもそうめんと蕎麦でした。
冷や麦は、蕎麦屋へ行った時にしか食せないもの。
氷水の中の白い麺は涼しげで、あしらいがあるのが珍しくて。
食欲が乏しくてもするりとお腹におさまる、
たぶん、そんなところがよかったのだろうな。
子どもの時からそば好きだった母には理解できなかったようで、
栄養のあるそばを食べなさいと、圧を受けたことも(笑)
おそばは、もくもくしていて苦手だったなぁ…
今は蕎麦のかおりを欲する時も。大人になったなあと思います。
自分の好みに今さらながら気づいてから、
自宅で容器に氷水を張って、涼とともに冷や麦を味わっています。
*
夏はずっと麦茶を作っていました。丸麦をヤカンで沸かして。
けれどここ数年、なんとなく美味しく思えないでいたので、
今年は麦茶をやめました。
代わりに、朝お湯を沸かし、ほうじ茶を
麦茶に使っていた網に入れ、ドボンと浸けて冷まして出来上がり。
簡単で、暑さが楽になりました。
猛暑になってからは、そば茶を入れて冷やしています。
ほうじ茶よりも、そば茶の方が美味しく感じます。
蕎麦には体を冷やす作用があるそうなので、そのせいかしら?
出がらしは食べて、栄養分を残らず身につけて。
ゴミも減って助かります。
体にいいこと、という情報はたくさんありますが、
今の自分が心地よいものは、自分で感じ取るしかありません。
ここ数年、そこにアンテナを張っては来ましたが、
心地よいものに気づかずにいることは、まだたくさんありそう。
感覚を磨いていたいものです。