万年筆を使っていると、ペン字を習いたくなります。
美しい字を書きたいですもの。
でも美しいって、どういうことなんだろう?
真似して美しく書いて、それでいいんだろうか?
傲慢なのかもしれないけれど、どうしても引っかかって、
習うことに手間ひまをかける気にはなれません。
私は日頃、気持ちが書く文字に現れるんだ、と感じます。
元気な時と、体調が悪い時、
気分のいい時、気が乗らない時。
そんな私が真似の字を身につけて維持していられるのか…、
やはり気持ちが現れるのでしょうね。
だったら、調子良くいるように、ご機嫌でいられるように、
そこに手間ひまかけた方がいい気がします。
かたちを真似るより前に、
曲がらず、字の大きさを揃えて書く方が大事ではないか。
そんなことを思ったり。
みなで同じような字を目指すのもどうなのか、
そんなへそ曲がりも加わって、
習うということからはますます遠ざかるのでした。
以前習った筆文字、伝筆。
時々友人に書き送っていますが、
久しぶりに自分用に書きました。
自分のことは後回しになりがちと苦笑しつつ。