陽射しがなく、寒々とした朝。
今の季節にはそぐわないな、と思いながら、
出かけるつもりで準備をしたものの、
どうにも調子が優れず、迷います。
結局予定をキャンセルしました。
こんなときは、冷え冷えグレーの陽気が堪えます。
冬は晴天続きの関東平野にずっと住む私は、
陽射したっぷりの部屋でごきげんだった幼い日が幸せの原風景。
それとは逆の景色です。
出かけたかった無念は、また別の機会にと流せるけれど、
約束していた相手のことが気にかかります。
どう思われるかな、どうしていけばいいのかな…、
勝手な妄想がしばし頭の中を駆け巡りました。
ここでいくら考えても仕方ない、と、別のことに取り組みました。
家に居たくない、と思い、近所で買い物(といっても見るだけ)。
使いそびれたお出かけ用のエネルギーが、これで納得して大人しくなったみたいで。
後は部屋を暖かくして、過ごしました。
出かけていれば、それなりに過ごせたかもしれない。
でも調子が優れない。そんなときほど、判断に迷い、後悔もします。
前は、気がかりからくる妄想や後悔に長い時間をとられていました。
後悔しても、今日のように気分を軽くすることはできる。
それが少しずつ上手くなっているから、
もっとできるよう試みていこう。
そう思った自分がまたうれしく、
もう一段気持ちが軽くなりました。