祈念の日。
静かに過ごしました。
それぞれが各々の立ち位置で、様々な想いを持っていることと思います。
恥ずかしいのですが、私にはこんな思い出があります。
震災直後、心配になり、千葉県内の実家へ行った時のこと。
黒い水に覆われていく土地の様子を、テレビで母と見ていました。
畑らしいその地が津波に浸され、そこの生き物(人も含む)の暮らしはどうなるのだろうかと、胸の内で影響を懸念した私の横で、
どうして黒いのか、あああんなふうに…、と現象のみ注目して言葉にする母。
感じかたが違う。
言葉にするんだ。
その時の私には堪えました。
情がないと感じて。
映像だけでも胸が潰れそうなのに、言葉で聞かされて。
もし一緒に避難しなければならない時がきたら、耐えられるだろうか…。
情がないのは、私の方。
でも、気持ちが辛いならば、まず自分を守る。
そうしていいとあの時決めました。
長らく不通だった山田線の海側の区間が、もうじき三陸鉄道として復活します。
そこまでたどり着いたのですね。
南北ひと続きになった三陸鉄道、気候がよくなったら乗りに行きます。