いっとき雲が広がるも、晴れて暑い。
何もする気もおきませぬ。
とはいえ、何もしないでいれば暑いだけでありまして。
借りてきた本を読む。
三陸鉄道情熱復活物語 笑顔をつなぐ、ずっと…
東北の震災から全線開通するまでの話に、気持ちが揺さぶられる。痛みと人のすごさを、まざまざと感じる。
全線復活した2014年は、開業30周年。
国鉄の赤字で廃止になるところを、地元で整備して繋いできた鉄道。喜びも大きかっただろうな。
復活後の夏、友人の案内で全線乗っている。強行軍だったこともあり、印象は薄れてしまったけれど、この本に改めて様子が思い起こされた。
何かを感じずにはいられなかった。真新しい駅に。淡々と運行するローカルな列車に。
その後、桜色が印象的な写真集も買ったっけ。
ふだんはそんなに思わないけれど、やっぱり好きなんだ。
山田線の不通区間を引き受け、来春には南北一体になる三陸鉄道。
また訪ねよう。
できたら今のうちに。