病気や障害のせいで、うまくいかないと感じるとき。この身体を変えたいと思ったりする。
変えられないものを変えようという、超むずかしいことなのにね。
手足を意思が動かしているのだから、意思が自分自身なら、身体は環境。(ふだんは身体も自分に含めるけれど、今はそう思ってみてほしい)
雨降りや寒さを止められないように環境は簡単に変えられない。
だから、その中でどんなふうに過ごすか。
小さなことかもしれないけれど、積み重なれば、その違いは運命の分かれ道にもなる。
身体を上手く運転し人生を切り開くゲームのようにやっていこう。
時に失敗しながら。時に怒りながら、笑いながら。
病気だから障害だから、ともどかしく感じ、理解がほしいと願った、若いころの私。それはもう卒業した。
今は理解よりも、一人一人、誰もが違うことを認めて、それぞれ活躍できる場所が広がるよう願う。
自分は違う立場の人を認めているだろうかと自問しながら。