また本を買った。
▫痛い靴がラクに歩ける靴になる 西村泰紀
足が大きい(長い)上に細幅で、合う靴がまず見つからない私。今はあつらえた靴を履いている。しかし、それも合わなくなりつつあり、痛みなくとも憂いあり。中敷き調整のプロである著者に見てもらいたいと思っていた。
これを読めば、まだ自分で何とかできるかな。
ただ筋力低下が進むであろうお年頃。健康ならまだまだ踏ん張りもきくだろうが、それが厳しいとどうなのか。
若い人は足の幅が細くなっているそうだ。昔は生活の動作で足が自然と鍛えられたが、今はそれがないから、という。
確かにそうだ。
私は子ども時代に運動らしきことは何一つできなかったから育たなかった。だから、靴が合わないのは私特有の問題で、ごく少数が既製の枠に合わないと思っていた。
健康な人もある程度の割合で細幅なら、合う靴が手に入らないのはなぜ?お店にはあんなにたくさんの靴があるのに。
生活を変えたのは、先人たち。育ちゆく若者は、適応して身体が変わってきた。その変化に既製のものが対応すれば、もっと快適に過ごせるはず。
幅狭足をないがしろにしないでください。
どうか実態に合わせて変えてください。
(洋服のJIS規格は、改訂されていますよ)
ああ、これは。
重い病気や障害のある人が身体や暮らしを守るための、行政などへの訴えと同じではないか。
(海外ではこうですよ、など言いたくなる)
靴が合わずトラブルを抱える幅狭足の人が、この本をきっかけに快適に過ごせますように。