おやまーの日々

好きなもの、気になること、日々あれこれ

13991日目;個人商店

晴れ、風が冷たい。

 

あまり乗らない路線の初めての駅に降り立つ。よく乗る鉄道なら、駅の雰囲気もどことなく似ているのだけれど、見慣れないお店があったり、造りが違ったりして、自分がよそ者という気がしてくる。

だし茶漬けがこの駅のファストフード。そばじゃないのね。

 

駅前が寂しく、アパートに派手なネーミングがと思えば高齢者施設だったり、土がむき出しの区画がいくつかあったり、これからどうなるのかと気になる。

中に、古くから続いているとおぼしきお店も。鍵屋さん、ケーキ屋さん。

ケーキ屋さんはシュークリームがお勧めらしく、手書きの貼り紙。間口が狭い上に貼り紙があっては、ショーケースは外からよく見えない。とにかく入れということか?

帰りにまた通ったら、「5分でデコレーションケーキ作ります」とあるのに気づいた。ほんの一時、昭和にタイムスリップ、職人さんの姿が浮かぶよう。

きっと四、五十年前は、こんなお店が並び、店主の心意気でまちが成り立っていたのだろうな。

次世代が育たない社会になったことが、残念でならない。