おやまーの日々

好きなもの、気になること、日々あれこれ

文化のゆくえ

手間のかかる方法で刺しはじめ、 何度も間違えたり、放置したり。 ようやく完成にこぎ着けました。 よくやった! こぎん刺しは、実用から生まれたもの。 今でも実用性は高いものです。 丈夫だし、家で洗えますしね。 けれど、衣服としてのこぎんは、今は天然…

14716日目の自縛

今日は寒さに引きこもり。 こぎん刺し、卍がまだ終わらず。 気が乗らないのは、心乱れているから。 こぎん教室も今月は休止、 心穏やかとはいきません。 気がつくと、逆の卍になっていて、 それではナチスの紋章だからとやり直し。 右まんじ、左まんじ、 ど…

まじまじ、まんじ

家ごもりなり。 それは、 こぎん日和なり。 卍の花壇のようになりました。 まじまじと見ていると、何やら動きそうな。 見すぎると頭おかしくなるのかしらん? 刺すのは難儀な模様です。 たいていの模様は、上下か左右が対称だから、 少し前に刺したところを…

14668日目の色いろ

晴れ、暖かい様子。 春の息吹きを感じに出かけたいところ。 けれど、あまり優れずお家でのんびり。 こぎん刺しを。 単純なパターンを、色のパッチワークにしてみました。 (刺している途中なので、波打っています) どんな風に色を変えるかで、千差万別になり…

14660日目の創作意欲

寒い雨模様。幸い雪とはならず。 今年最初のこぎん教室。 家ではできず、地味な模様を刺し刺し。 間違えつつ、話に耳を傾けつつの楽しいひととき。 今年は大きな作品を作りたい、と構想を先生に相談しました。 話をして勧められると、もうすっかり作る気にな…

今年最後の教室

昨日はこぎん教室。 移動してから3回目、今年最後になります。 お洒落なバックを作っては持ってくる方がいて、ついつい近づいてはじっくり見せていただいたり、 賑やかに話している方や静かに刺している方の中で、心地よい時間が流れていき、 こちらへ移って…

ボーダレス展のこぎん

国立新美術館の21世紀アートボーダレス展にて。 こぎん刺しの2枚組のタペストリー 広い展示会場で、水を得た魚のよう 私の先生の作品です 手工芸の多彩な分野の展示会に 鎌田先生が会長を務める藍と白の会が出展 こぎんタペストリーが10点ほど並んで 壮観で…

津軽のこぎんと刺し子展

東京の古民家ギャラリー(ギャラリー心)の、津軽工房社の展示に出かけました。 昔の農民の服、高橋寛子さんの昭和時代(たぶん)の実用品や刺し布に釘付け。 それに、色とりどりの糸、糸、糸、そして布。 ここで存分にアイデアを練り、色を選べたら、さぞかし楽…

日展のこぎん

観てきました。 去年に続き、こぎん刺しが2点入賞、展示されていました。 岩木山を描いた貴田洋子さんの作品は、 くっきりと碧い山頂、夕景のような紅黄樹。 鳥は帰るところでしょうか。 昨年も山を描かれていましたが、 色柄の違いで印象がまったく違いま…

表現

こぎんの模様は奇数が基本。 中に、偶数の模様がいくつかあります。 その一つが、そろばん刺し。 チクチク、花を咲かせてます。 私が憧れている先生の作品に、大きな雪の結晶を描いたタペストリーがあります。 淡い寒色と白の見事な作品、それが同じ刺し方で…

キルト&ステッチショー東京2019

備忘録 最近作品集を出した、 三浦百恵さんのコーナーは、立ち止まって観る人多し。 丁寧な手仕事に足が止まる。 じっくり見たくなる。 下絵もきっちり描かれていて、お人柄が見えるよう。 刺しゅう作品を探す。 キルトの方がメインという感じ。奥側にある。…

ひと区切り

今日はこぎん教室。 先生ともう一人の生徒と3人、和やかに。 こんなふうに、少人数が定着していましたが、ここに来るのは、今日が最後です。 今月でカルチャーセンターが営業終了。 来月から東京へ通うことにしました。 東京の教室は見学したら、賑やかでし…

2019 私の針仕事展

こぎんの先生の作品が展示されていると聞き、見てきました。 パッチワーク、押し絵、刺しゅう…、 こぎんや菱刺しの小ものの、細やかな作品に目を奪われた後、 ありました! 先生のタペストリーや数々の作品が。 壮観! 小ものも。 先生の本に掲載されたもの…

こぎん刺し

変わりやすいお天気。 気温が落ち着いて、助かります。 こぎん刺しもはかどりました。 先月分の材料を持ち越していたので、 さくさく進んで、うれしい。 刺すとどうしても分厚くなるこぎん刺しは、 暑い時期には似合わない気がします。 色で涼しげにすること…

14491日目の別れ

暑さ爆走中。 本日、休養日。 いつも使っているSuica入れが、かなりくたびれているなと思い、 洗って、ほどいてみましたら。 こんなに汚れていてビックリ! 今までよく頑張りました。 仕立て直すつもりでしたが、これは難しいですね。 内側だったところも、…

14433日目のこぎん

雨降りで寒さ感じる日。 こぎん刺し、今回はすんなり刺し始めて、ついつい刺したくなっています。 最近なかなか進まなかったので、なんだか新鮮。 アップで撮ると、がっしりして実物と違うみたい。 やわらかな風合いが感じられなくなります。 こぎんを写真で…

デザインの面白さ

不思議なんです。 こぎん模様のパターンは、全部同じです。 上半分と下半分で、配色を変えて刺しました。 (画像はフィルターかけています) 半分ずつ見ると… 全然違うみたい! これだから面白くて止められません。 配色や模様の組み合わせを生徒それぞれが自…

創作の源泉

先日出かけた、同じ会期の手工芸展二つ。 昨年までは、どちらにもこぎん刺しの展示がありましたが、 今年は違いました。 手工芸作品展では、クレイアートや絽ざし、手まり、七宝などが目に留まり、華やかな印象。 ビーズ織の大きなタペストリーが圧巻でした…

そらとぶこぎん 第3号

落ち着いた茜色のこぎん刺しに、工藤得子さんの系譜、とサブタイトルがひっそり記されています。 小冊子というより、しっかり厚みのある、手触りのあたたかい本。 こぎんの歴史を伝える年一回発行の雑誌です。 tugarukoubou.theshop.jp 私の大先生にあたる工…

14370日目の麗らか

気持ちのいい晴れ。 日中は暖かく、桜もまだまだ見頃。 梨もハナミズキも花をつけています。 こんな日のお出かけはうれしい☆ こぎん教室。 二人も新入りの方がいらして、先生もどことなく華やいだ様子。 ここ2、3回、課題が進まず足踏みの私も、刺し上がり…

思いがけず(絽ざしとこぎん)

東京交通会館ゴールドサロンにて開催中の絽ざし展(~4/6) 最近、手ほどきの本を出版された黒川直子さんのお仲間の作品がたくさん。 バッグやカード入れやアクセサリー、額の大小等々。 どれもこれも素敵で、いろいろな表現に目を見張る思いでした。 配色もど…

14352日目の見納め

一時雨、その後回復。 浅草アミューズミュージアムへ、菱刺し展目指しておでかけ。やっと行きました、行けました。 今月末閉館のアミューズミュージアム。幾度か観ている品々も多々ありますが、改めて美しく、愛しく、背景を思うと苦しくもあり、ただゆっく…

14220日目の日展

陽はあるが、ひんやりした感じ。 こぎん刺しの先生の作品が入選したときき、日展へ。 終わりの時刻が近づく頃の到着。 広い会場、作品も数多いと予想していたから、工芸美術のみ目指す。 そこだけでも、主張する力の強い作品がたくさんあり、パワーを奪われ…

今どきのこぎん

こぎん刺しキットの種類は、以前より増えました。 その多くが伝統的な柄ではないので、こぎん刺しの言葉からイメージするものも、若い人と、以前からこぎんを知る中高年とでは変わっているのでしょう。 気になるのは、伝統的な模様を使ったものも、そうでな…

こぎん刺しの今

見かけることが増えた、こぎんの話題。 歴史ある着物雑誌に、見開きで取り上げられた。 ・きものサロン 2018年秋号 モデルが着けた白い帯に、爽やかな青系で小さな模様がポイント的に使われている。 こぎんの歴史に少し触れた短い記事と、全面刺しの小さな写…

14143日目のぬか喜び

晴れ。しのぎやすい暑さ。 きもの雑誌の秋号をめくっていたら、"こぎん刺し"の大きな文字。 見開きで紹介?うわぁい! きものを着た女性の帯に、二色の色糸で二ヶ所小さく刺してあるのは、ウロコ模様ともう一種類。 え!? こぎんのイメージのひし形模様でも、…

日本現代工芸美術展

先日、チケットを貰い、こぎん刺し目当てに出かけた。 大きな展覧会。展示室をいくつも使い、大きな作品が多数ならぶ。 お目当てのこぎんは、どこにあるのか。最終日で出品リストは品切れらしい。 宝探しのようにみていくと、半ばに大作が。 岩木山をあらわ…

こぎん刺し;フェリシモキットの功罪2

十年近く前だったろうか。キットを見つけ、こぎん刺しが取り上げられた!と喜んで頼んだ。 津軽で生まれた素朴な美しさ…そんなタイトルで ポーチやペンケースを作るもの(今も出ている)。 でも、こぎんとは違っていた。 奇数で刺していく伝統模様ではなく、北…

たかが針というなかれ

こぎんセットを取り出して。 このところ別のことにかまけていたので、えーっと…、という感じ。 手にしたセットには、いい方の針が入っていた。よしよし。 こぎん用の入れ物が2つあって、違う針を使っているのです。 最初使っていたのは5本¥300位だったか…

津軽こぎん刺し

こぎん刺し、この頃はあちこちで見かけるけれど、複雑な気持ち。 アレンジしたカラフルでかわいいものは、こぎん風模様と呼びたくて。 津軽の地で続いた模様をこぎん刺しと呼びたくて。 これは、農民の着物のこぎんに惹かれた、青森にゆかりもない小学生だっ…