少し前のことになりますが、
高畑勲展を観に行きました。
高畑氏は多くのアニメ作品に関わっていますが、
思いがけない作品にも陰で関わっていたこと、
さっと見ただけではわからない、細部のつくりなどをいろいろ知り、
高畑さんの偉大さを、
そして海外のアニメで強く興味を持ったという作品に、表現のルーツを感じました。
ハイジ、母を訪ねて三千里など、
カルピス名作劇場はいくつか夢中で見ましたが 、
私はアニメにさほど詳しくはありません。
ただ、映画“かぐや姫の物語”で、こんな表現があるのか!と驚いたことを思い出し、
この展示に興味がわいたのです。
水彩画のような草木、
疾走するかぐや姫の荒々しいタッチ。
あれはどうやって作り出すのか。
その疑問を解きたくて。
それは、ほんとうに数多くの作品に携わり、アニメが好きだから。
その高畑さんの仕事と想い、それを大切にする人たちの想いが、
場内いっぱいに満ちていたような感じでした。
閉館までの1時間半ほど、途中少しとばして、なんとか終わりに間に合った感じ、時間が足りなかった。
ゆっくり時間をみて行かれることをお勧めします。
10月9日まで 東京国立近代美術館にて開催中。
ハイジの世界☆